日枝神社山王祭(ひえじんじゃさんのうまつり)

日枝神社山王祭は東京都千代田区で開催されるお祭りです。江戸三大祭の一つとして神田祭や三社祭と肩を並べる他、神田祭と共に天下祭としても親しまれています。そのため江戸時代には普段は入ることが許されない江戸城内へと山車を曳き入れることが許され、徳川家将軍らが上覧していました。さらに称号は江戸三大祭・天下祭にとどまらず、日本三大祭として祇園祭や天満祭と共に知られています。

さて日枝神社山王祭の大きな見どころには神幸祭があります。県内外から多くの見物客が集まる神幸祭は、歴史装束をまとった者らが行列を成して優雅に巡行する麗らかな王朝絵巻が見られる人気の行事です。格調高い御鳳輦は2基、宮神輿1基も巡行します。約300メートルに及ぶ行列を見逃さないよう、見物する場合にはあらかじめルートを下調べしておくことをおすすめしています。それから本祭の開催は毎年ではなく、神田祭と隔年で行われるので注意しましょう。ですから神田祭の情報を合わせて確認するように。ちなみに本祭は西暦が偶数年に開催されますので覚えておきましょう。

そして優雅な歴史絵巻が列を成した神幸祭が行われた後は、お揃いの法被をまとった担ぎ手が集結する下町連合渡御が行われます。下町連合渡御は京橋、茅場町、日本町など広範囲に渡る地域の氏子らが参加することもあり、祭りは大いに盛り上がります。担ぎ手の数は約3,000人を超えまして、普段は無機質で閑静なビル街がこの時ばかりは活気付きます。間近からの見物は場所取りの問題が立ちはだかるため、中にはビルの中から高さを生かして神幸祭や下町連合渡御を観賞する人もいます。

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