神田祭(かんだまつり)

神田祭は東京都千代田区で開催されるお祭りです。開催の神田明神では祭り期間中、ずっと人足が絶えず境内は人でいっぱいです。その規模の大きさと歴史から「日本三大祭り」の一つに含まれており、京都祇園祭と大阪天神祭と肩を並べています。さらには深川祭り、山王祭と同じく「江戸三大祭り」でもあるんですよ。気になる絢爛豪華な神田祭の起源については資料が不十分なため、詳しいことは分かっていません。しかし一部文献から徳川家康が神田大明神の神徳により、悲願の天下統一を果たせたことが分かっています。そのことから徳川家康の崇敬を集め、徳川家の後ろ盾を得て神田祭は発展を遂げました。こうして江戸時代以降には神田祭は盛大に行われるようになり、華やかな山車の巡行が行われました。当然江戸城内への巡行も許され、将軍と大奥の上覧も行われたことから、山王祭同様に天下祭の称号を得るに至ったのです。


[引用]http://booaki.blog105.fc2.com/blog-entry-1989.html

さて神田祭大祭は隔年の西暦奇数年に開催されまして、直近では2017年、さらに2年後の2019年に予定されています。神幸祭では一の宮、二の宮、三の宮、獅子頭山車の豪華な行列が巡行し、神田明神一帯は人々で混雑します。氏子地域が108町あるので、神職と担ぎ手は距離にして約30キロも行列を成して進みます。神幸祭行列の人数は付け祭を含めると数千人規模になるのだそう。さすが天下祭の称号にふさわしいお祭りですね。

そして神幸祭翌日の神輿宮入は外神田、日本橋一、岩本東神田、神田中央、大手丸の内などの地域から、山車神輿が大小合わせて約200台も集結します。この日は至る場所に貫禄ある神輿や山車が巡行しているので、いくつに出会えるか町歩きをしてみるのも楽しみ方の一つですね。神輿と山車の巡行が終わりますと、金剛流薪能の披露と表千家家元奉仕による献茶式が厳かに行われます。ゆったり優美な舞が多い薪能ですが、神田祭で奉納される金剛流薪能は時に激しく、あるいは穏やかなど変化に富んでいます。時間の許す限り、ぜひ神田祭の全ての神事を観賞してみてくださいね。

2017年 神田祭【鍛冶町二丁目町会】 投稿者:釣りバカ

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