水戸黄門まつり(みとこうもんまつり)

水戸黄門まつりとは茨城県水戸市で開催されるお祭りです。三日間で約100万人の人手が見込まれる、水戸市の夏の風物詩として市民に親しまれています。祭りは時代劇で有名な「水戸黄門」の主人公である水戸藩主の水戸光圀にちなんでいます。

さて水戸黄門まつりの起源となったのは、1935年頃に開催されていた夏の「七夕まつり」と秋の「広告まつり」でした。終戦を迎えますと地域を盛り上げるためにまつりが再興され、商店街が「七夕まつり」として開催しました。さらに時が経った1961年、時代劇水戸黄門のキャストが撮影で水戸市役所を訪問した際、当時の人がインスピレーションを受けて「水戸の七夕黄門まつり」が誕生したのです。こうして何度も変遷と改称を繰り返し、現在の「水戸黄門まつり」となったのは1992年のことでした。

三日間に渡って開催される水戸黄門まつりでは、初日夜に花火大会が行われ、約4,500発の花火が打ち上がります。打上げを音楽に合わせるなどエンターテイメント性に富んだ内容となっています。開催場所の千波湖に映る逆さ花火も、しっとりとした趣があってキレイだと評判です。


[引用]https://www.youtube.com/watch?v=HVv5PUeXmd0

そして山車の巡行が中日と最終日、神輿連合渡御が最終日に行われます。毎年茨城県内各地から複数の神社會が参加するので、溌剌としたエネルギーに満ちる山車の巡行と神輿連合渡御になります。神社會は「オイサ!オイサ!」の掛け声で力を合わせ、息の合った神輿揉みを行い、集まった見物客を楽しませて大いに湧かせます。約200年前の1832年に造られた日吉神社神輿、重さ約1トンの鹿島神社の大神輿など、各神社で連綿と受け継がれた雄々しくも美しい神輿は必見です。

また水戸黄門パレードには毎年芸能人ゲストが招かれます。2016年にはベテランイケメン俳優の風間トオルさん、モデルやタレントの福原遥さんが参加して大きな話題となりました。山車に乗った芸能人を一目見ようと、会場は見物客で大混雑しますのでご注意ください。ゲストは毎年涼やかな浴衣姿を見せながら、ゆるやかに手を振って声援に応えています。この他には観光大使、チアリーダーなどがパフォーマンスを披露しながらパレードは進んでいきます。中には水戸黄門に扮したグループも見られ、毎年参加者が趣向を凝らしたパレードは面白いと評判です。

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