川越まつり(かわごえまつり)

川越まつりとは埼玉県川越市で開催されるお祭りです。国指定重要無形民俗文化財でもあり、川越市民の誇りとして受け継がれています。祭りは氷川神社で行われることから、川越氷川祭と呼ばれる場合もあります。厳密にはこちらの名称が正式なものです。川越まつりで絢爛豪華な山車が町を練り歩く様子はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。その華やかさから2016年の来場者数は98万人以上に及びました。同年には独特の文化として「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産にも登録されるなど、国内外から注目を集める祭でもあります。そして関東三大祭りの一つに数えられていて、千葉県の佐原の大祭と茨城県の常総國總社宮例大祭と肩を並べています。


[引用]http://simple-art-book.blog.so-net.ne.jp/2012-10-22

さて川越まつりの起源は1648年に川越藩主であった松平信綱が神輿を2基、獅子頭、太鼓を川越氷川神社へ奉納したことから始まります。松平信綱が氷川神社へ神輿などを奉納した理由は、1638年に発生した川越大火からの復興や供養のためでした。川越は小江戸という特殊な土地であったことから、江戸で催されていた天下祭(山王祭・神田祭)から影響を受けています。影響は現在まで色濃く受け継がれており、2005年には将来への伝統文化保存のために「川越氷川祭の山車行事」が国の重要無形民俗文化財の指定となりました。


[引用]http://tagenyu.info/post-228/

川越まつりで渡御する山車は高さ8メートル以上にも及び、重さは約5トンと非常に巨大です。山車が近付くと観客は首を倒して見上げてしまうくらいです。現在川越まつりで渡御を行なう山車は29台、その中には県の有形民族文化財に指定された山車もあります。それは仲町自治会が所有する「羅陵王」です。羅陵王は1862年に造られた川越まつり最古の山車なのです。人形であるはずなのにあたかも人間が佇んでいるような錯覚を覚える傑作ですので、仲町の羅陵王をぜひご覧ください。

夜間になりますと山車には提灯の灯りが灯され、祭りは風雅な雰囲気に包まれます。この頃から街中各所にて「曳っかわせ」が行われるようになります。曳っかわせとは山車同士が出会った際に行われる囃子の競わせ合いのことで、観客の視線を釘付けにしてしまう魅せ場でもあります。息の合った囃子の手さばきにも注目してみてください。

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