寄居秋祭り(よりいあきまつり)

寄居秋まつりは埼玉県寄居市で開催されるお祭りです。寄居秋祭りという名称で親しまれていますが、宗像神社秋季例大祭と呼ばれる場合もあります。701年に創建された宗像神社は福岡県にある宗像大社の御文霊を奉っています。宗像神社が創建された経緯としましては、荒川の度重なる水害を鎮護するためでした。元々寄居周辺には荒川(現在の一級水系)が流れていまして、ひとたび激しい降雨が起こると容易に氾濫してしまい、住人は水害に見舞われることが多かったと言われています。その荒川の氾濫を宗像大社の力で鎮めるために宗像神社が創建されたのでした。


[引用]http://ameblo.jp/darakoya/entry-11907508536.html

さて寄居秋祭りでは2日間に渡って7台の山車渡御が行われます。ルートは初日に宗像神社から市街地に、最終日は市街地から宗像神社へ還御して祭りが終わりです。山車渡御は各町(本町、中町、栄町、武町、茅町、宮本、常木)で特色がある所が寄居秋祭りの最大の見どころでもあります。それぞれに諌鼓鶏(カンコドリ)、野猿、猩々などの人形が載せられているので、どこの町の山車か一目で分かるでしょう。

特に茅町の諌鼓鶏が載る山車は、1974年に寄居町重要文化財に指定されて大切に保管されています。さらに最古と言われているのが武町の野猿が載る山車なのだそう。山車の上に人形が載っていることが当たり前のように感じられますが、祭りの継承の途中で一時はそうでなかったことがありました。実は平成からさかのぼること大正時代、暮らしの変化から電線が張り巡らされる箇所が増加したことが原因で、2004年頃まで人形が山車から下ろされていたこともあります。現在は嬉しくも祭りの華として復活を遂げています。


[引用]http://shinschan7.exblog.jp/tags/%E5%AF%84%E5%B1%85%E7%A7%8B%E7%A5%AD%E3%82%8A/

さらに全ての山車に人形が載せられていないということもご存じでしたでしょうか?実は宮本と常木の山車には人形ではなく”笠鉾”が載せられているんですね。山車人形は祭りに華を添える存在でもありますが、山車の飾りや職人の塗りなどの見どころもあります。各町の山車渡御をぜひご鑑賞ください。

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